右手の痺れ・親指が使いづらい
症状
2週間程前から毎朝右手が痺れ、親指が使いづらく物を落とすことはないが持ちづらい。1年前に同様の症状になったときに整形外科にかかり『手根管症候群』の診断を受けた。治療では痛み止めの薬を処方され随分と時間がかかった記憶がある。そのため違う手段を求め連絡をいただいた。
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来院者
女性
50 代
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期間
2022年11月 ~ 2022年11月 -
頻度
週2~3回 -
通院回数
3回
施術と経過
腕全体に緊張が強く、全体の手指の動きが悪くなっていた。また、親指を確認するとIP関節に強い緊張みられた。 そこでこれらの改善を図るべく施術を行った。 腕の全体の緊張に対応するため、腕にあるツボに鍼をした。次に親指の動き関わる肩甲骨内縁のツボに鍼をした。親指の動きが回復すると『指の動きが軽く感じる、親指と人差し指の間が血が通っていない感じ』がするとのこと。そこでその部に対応するように背中のツボに鍼をして施術を行った。その後背部の緊張を解くように手足のツボを使うとさらに状態が良くなり冷えていた上肢が温まった。 2回目、『3日目になるとやや症状が出てきたがそれまで快適に過ごすことが出来た。朝の手の痺れは感じていない』とのこと。 これまでと同様の施術を行い手の動きにフォーカスした。 3回目、『家庭でも仕事でも気になることがなくなり状態が良くなっている』とのこと。 これまでと同様の施術を行い、経過をみてもらうように伝えた。
使用したツボ
まとめ
腕には複数の神経支配がある故に複雑な動きを可能としていますが物を掴む・握る動きに問題があったためここに焦点を当てました。 腕全体の緊張を大きく取り除けたことが本件のポイントであります。
担当スタッフ
洲崎 和広