肩こりに伴う不眠
症状
数か月前に転勤となり、仕事や住環境のストレスが重なり肩こりを感じるようになった。デスクワーク中心の仕事のため元々のこり感が強くなったと思っている。1か月前からは寝る前のストレッチなど生活習慣を変えるように試みたものの状況は変わらず、2週間前からは入眠の際に肩まわりがドクドクして息苦しくなることから不眠状態である。 以前に同じような症状を抱えたときに鍼灸をして良くなった経験もあることからネット検索にて来られた。
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来院者
男性
30 代
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期間
2023年1月 ~ 2023年1月 -
頻度
1回通院 -
通院回数
1回
施術と経過
息苦しさを感じる肩回りを中心にみていくと鎖骨下・第二肋骨の緊張が強いことがわかった。動きをみると頸部の伸展時痛・左肩の屈曲外転動作に制限がみられた。 頸部の緊張に対応するため頭部・背中のツボに鍼をすると頸部の動作制限は解消されたため残った肩の動きに焦点を当てた。 水平外転に制限がみられたことから対応する背中のツボに鍼をすると動きを取り戻した。
使用したツボ
まとめ
施術後には『施術中も心地よく、今は深く呼吸できます』と言われていました。胸郭を成す上部胸椎・鎖骨部の緊張を見抜けたこと本症例のポイントであります。呼吸との繋がりをみる中で首や肩の動きは患者さんと共有できる要素でありますので共に進めることが出来ました。
担当スタッフ
洲崎 和広