ギックリ腰

症状

昨日の朝、仕事へ行く前に靴下を履こうと片脚を上げたときにズキンとした鋭い痛みを腰部に感じた。仕事を休むことが出来ず、コルセットもなかったためそのまま仕事をした。以前にも同じような症状になり、湿布を貼り安静にしていると緩解された経験から今回も試みたが一晩明けても痛みがそのままだったことから連絡をいただいた。

施術と経過

発症時は歩くのも辛いほどであることを考えると緩解されている様子であった。安静時には腰部全体の張り感があり屈曲伸展時痛が強く現れていた。そこで腰部にみられた緊張と対応する膝裏のツボに鍼をした。次に股関節の調節を行い、伸展機能の連動を整えた。動きの確認を行うと僅かな引っかかり感のみで大幅に改善された。仕上げに背中のツボに鍼をすることで対応した。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• 委陽L
• 陰谷L
• 委中L
• 大腰L
• T4(1.5)L

まとめ

立ち仕事のため常に膝部の緊張を招きやすかったことを考え施術にあたりました。この部は腰部と関連性が強く該当部に鍼をすることで動きが良くなり痛みが解消されました。本件のようにぎっくり腰は日常動作の動きで発症することが多く、その背景にある職業など癖になる要因への理解が必要であります。

担当スタッフ

洲崎　和広