強い負荷がかかると腰と膝が痛くなる
症状
中学の部活でバスケットボール部に所属し数週間前からジャンプした後の着地などで腰痛が出現する。腰痛を感じたのは3年くらい前であり、整形外科でのリハビリや整骨院での電気治療等で経過をみていたが数週間時間を要した記憶がある。今回の痛みはそのときと似ているが違う手段として当院に行き着いた。 加えて試合中の両膝の痛みも感じることも増えてきたことから連絡をいただいた。
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来院者
男性
10 代
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期間
2023年5月 ~ 2023年5月 -
頻度
1回通院 -
通院回数
1回
施術と経過
腰部・膝の痛みの箇所を確認するとぼんやりと全体を示し、特定箇所ではなかった。動きの確認を行うと左股関節の屈曲制限・腰部の伸展制限がみられ特にこの動作時痛は似ているとのことで動きの改善を目標に施術を行った。 まずは、股関節の動きと関連する足指のツボに鍼をした。続いて腰部の動きと関連する臀部のツボに鍼をした。股関節の動きは解消されたが腰部は半減程度あった。そこで、膝との関連を考えふくらはぎ・膝裏のツボに鍼をすると伸展制限も解消された。 後日、家族の紹介を受け経過良好の報告を受けた。
使用したツボ
まとめ
本件をまとめると腰部・膝のトラブルをひとまとめとして捉えそれぞれの関連性から紐解いていきました。 腰部・膝の間にある股関節の動きに制限がかかるとどちらにも影響が出てしまいます。また、残った腰部の緊張は膝回り(膝裏・ふくらはぎ)からアプローチすることで大きな変化が出たことからこれらの連動を整えたことが本症例のポイントであります。
担当スタッフ
洲崎 和広