足根洞症候群の診断がついた足首の痛み足裏の痺れ
症状
20年前から足首の痛みを感じ、整形外科を中心に治療をすすめてきた。一時良い時期もあり経過をみていたが今年に入り活動量が多くなると今までより悪化した。5月にヒールを履く機会があったが歩くことが出来なかった。その後総合病院の整形外科に行くと『足根洞症候群』であるとのこと。ただ治療する手段がなく違う手段として行き着いたのが当院であった。 歩行時には足首(土踏まずから足裏)のズキズキとした痛みを感じ、静止時には足裏がピリピリ痺れる。
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来院者
女性
60 代
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期間
2023年7月 ~ 2023年7月 -
頻度
週1回程度 -
通院回数
3回
施術と経過
土踏まずから足裏の痛みであり内果に強い緊張がみられたため関連する腰部のツボに鍼をした。すると足首の中央に強く痛みを感じていたため関連する足のツボに鍼をした。すると足裏の痛みが顕著になったためふくらはぎのツボで対応した。 その場で痛み・痺れの軽減を確認できたため1回目の施術を終えた。 2回目、『ずっとズキズキとした痛みだったものが程度が小さくなった』とのこと。土踏まずの緊張が強く脛のツボを使い対応した。また股関節屈曲制限もみられたため足指のツボを使った。すると『今日来た時によりも痛み方が弱い』と軽減を確認できた。 3回目、『前回後から動けるようになってきた。ゼロではないがあともう少しと言う感じがしてきた』とのこと。 腰部や股関節の動きには問題なかったが腓腹筋・ヒラメ筋の緊張により足首の動きが悪くなっていた。 そこでその部と関わる腕・仙骨のツボに鍼をした。仕上げに臀部の緊張を解くと左右差がないほど足首の動きが回復した。 確認すると痛み・痺れ同時に消失したことから施術を終了とした。
使用したツボ
まとめ
診断はついていましたが現れている症状に目を向け施術を行いました。本件で紹介したように痛みを引き起こしていると思われる緊張を解消するにつれて痛みを訴える部位が移っていきました。このことからも様々な部位の緊張により痛みが引き起こされていたものと思われます。1つずつ丁寧に対応することで改善へと繋がりました。
担当スタッフ
洲崎 和広