スキー中に痛めた腰臀部
症状
週末にあるスキーのインストラクターの試験合格を目指し日々トレーニングに励んでいた。3日前の練習中、左腰部に違和感を覚え経過をみていたがその後徐々に痛みが出てきて生活にも支障が出てきた。歩行時や立ち上がる時に痛みがあり、通勤で1時間程度車に乗った後はかなり痛みが増す。 歩行時には患側の脚を前に出すときに痛みがあり歩容が乱れる。常時腰部が重怠いことから連絡をいただいた。
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来院者
男性
50 代
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期間
2024年2月 ~ 2024年2月 -
頻度
1回通院 -
通院回数
1回
施術と経過
左仙腸関節部に緊張が強く、腰部屈曲動作では30度程度で痛みを発し全く屈む動きを出来なかった。伸展動作は問題ない。 そこでまずは関連する脚・肘のツボに鍼をした。すると90度付近まで屈曲することが可能になった。そこでは先程より下の臀部の痛みを訴えたことから関連する背部のツボに鍼をした。するとほとんど痛みが取れ動作制限がなくなった。スキー動作である、片側荷重を行ったときに患側の動きが出ていなかったことから対応する腰部のツボに鍼をすると解消された。
使用したツボ
まとめ
スキー特性による痛みと思われます。人には姿勢補正機能があり骨盤と肩甲骨は連動した動きがあります。体の疲れなどコンディショニングが低下するとこの補正機能が乱れ、この状態で片側荷重となりやすいスキーなどの活動を行うと動きの中心となる骨盤部に過度な緊張が生まれ痛みを作ってしまいます。 身体の外側にある骨、腓骨はこのような動きに対応できなくなり骨盤の動きを妨げてしまていたことからもこの部・この機能に注目した症例であります。
担当スタッフ
洲崎 和広