ギックリ腰、身体を丸めているのが楽

症状

昨日寝ているときに咳をするとピキッとした鋭い痛みを腰部に感じた。ここ数日、胃腸炎のような症状で寝込んでおりそれも一要因と思っている。常に体を丸めているのが楽であるが屈む動きが出来ない。腰を痛めてから仰向けで寝るのが難しくなった。　

施術と経過

仰向け動作を確認すると数秒で痛み、数分では維持困難であった。屈むと動きも通常時の半分くらいである。自覚症状は両側の腰部全体的な痛みであったがその中で最も緊張の強い、右腰部に目を付けた。関連する膝裏のツボに鍼をした所、仰向けが可能になった。次に腹部の緊張を取り除くことを目的に脛のツボに鍼をした。 すると屈む動きが痛みなくできるようになり確認してもらうと中腰の時に痛みが残っているとのこと。中腰の時には腰椎下部に痛みを訴えていたことから対応する脛のツボに鍼をした。仕上げに動きと関連する脛のツボに鍼をすると動作時痛がなくなり『体も軽くなった』とのことで施術を終了とした。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• 委中R
• 足三里R
• 元瑠LR
• 玖路R

まとめ

仰向けは出来なかったがうつ伏せは可能であったことから腰部の緊張を重点的にみていくと特異的な緊張がみられました。身体の防御体制として咳などをすると丸めてしまう反射があり、その時の緊張が体に残ってしまい痛みの原因となったものと思われます。

担当スタッフ

洲崎　和広