いつも怠く起床時に強く痛む腰
症状
慢性的な腰痛を抱えているがここ数週間調子が悪く市内の整骨院を中心に回ってみた。手技療法・電気治療・鍼治療を受けたが目に見える変化がなかったことで当院に連絡をいただいた。いつも腰を擦っていたいと思うような違和感があり怠さがある。きまって起床時に痛く、すっきりとした朝を迎えることが出来ないのが悩みであった。 関わる事象として1か月前に退職され、自宅にいる時間が長くなった。
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来院者
男性
60 代
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期間
2024年3月 ~ 2024年3月 -
頻度
1回通院 -
通院回数
1回
施術と経過
足先の冷え、臀部の冷えが顕著であった。またベッド上の動きとして起き上がる時の痛みがみられた。 そこで、関連する手足のツボに鍼をした。10分置鍼すると脚が温かくなった。また、腰部の緊張緩和を目的に膝裏のツボに鍼をするとさらに温まった。 起き上がる動きはやや残る程度であったことから関連する脛のツボに鍼をすると動作時痛が消失した。 1週間後、『かなり調子が良い、少し通いたい』とのことでメンテナンス目的での施術を続けている。
使用したツボ
まとめ
環境が変わることで起きた腰痛と思われます。 職場環境を詳しく聞いていくと生鮮食品を扱う仕事で冷蔵・冷凍庫の中を出入りすることで冷え体質になっていました。きっとこの頃は身体を動かしていることでここまで酷く痛むことはなかったと思います。在宅時間が増え、筋肉が不活発になることで痛みを感じやすくなったと思います。 『腰痛とは関係ないと言わなかったが膝回りがいつも冷えていたがそれがなくなった』と喜ばれた症例であります。 身体の過緊張を取り除き、動きを良くすることで冷えまでも解消できました。
担当スタッフ
洲崎 和広